日本シャフト社員のこだわりクラブセッティング③

ゴルフ(シャフト)の専門家である以前に、単なるゴルフ大好き人間が真剣に選びぬいた14本のパートナーたち。

第3弾は、営業・マーケティング/商品企画・広報担当で当ブログ筆者の登場です。ザ・エンジョイゴルファーならではのセッティング。カッコ良さと打ちやすさを同居させることに執念をかけたセッティング。是非ご参考に!!

プロフィール
I.K.
営業・マーケティング/商品企画・広報担当
2004年入社。営業・女子ツアー担当などを経て、現在はマーケティング/商品企画・広報担当を主戦場とする当ブログの筆者。30歳を迎えた記念に競技出場を目論むも、プレッシャーへの対応力ゼロ。成す術なく3戦2敗(予選落ち)の不甲斐ない実績。現在は「エンジョイゴルファーの頂点」を目指し、道具に頼ったゴルフを展開。2年掛けてダイエットに成功するも、最近リバウンドをして落ち込んでいる。再度一念発起し、自分への戒めの意味も込めて、マシントレーニングだけでなくプールでのスイミングを25年以上ぶりに再会。成果は未だ出ず。


シャフトセッティング

1W = Regio Formula M S65(先端0.75”カット)
4W = Regio Formula M S75(先端0.25”カット)
5W = GT800FW X(先端1.00“カット)
3UT = N.S.PRO MODUS3 TOUR105(S)#4用
アイアン(#4~PW、52°) = N.S.PRO MODUS³ PROTOTYPE(S相当)
ウェッジ(58°) = N.S.PRO MODUS³ SYSTEM3 TOUR125(X)

クラブセッティングのこだわりポイント

構えて美しいと思えることはもちろん、キャディバッグにおさまった時のたたずまいが最も大切。

自分が「美しい」と思えるクラブがあれば、それだけでテンションが上がるし、信頼感も芽生える。見た目、打感、打音、長さや握り心地。どこを取っても不満のないセッティングに仕上げています。基本的には感覚重視で、マイクラブのチョイスに計測器は使いません。バランス等も測りませんが、全番手振りやすいバランスで仕上げると結果だいたい揃っているものです。

クラブは数字よりも、自分で振って振りやすい方が芯に当たりやすくなる、ヘッドスピードが上がる=飛ぶ、曲がらない、という結果をコンスタントに得やすいというのが持論です。

ドライバーのこだわりポイント

昔から長尺クラブが苦手。45.25インチまで様々試してみましたが、今は44.5インチにセッティング。カットする前に握ったちょうど良いところで測ってみた長さです。

ロフトは10.5度のヘッドを使用して、可変式スリーブでロフトを1度立てています。構えたときはフェースが良く見えて安心感がありながら、適正弾道を得られるこのチューニングが気に入っています。シャフトは『N.S.PRO Regio Formula M』をチョイス。低スピン傾向のヘッドなので、オートマチック感があって、なおかつ打出し角を確保しやすいシャフトにしています。手打ちで充分(=腕が振れれば身体も回る)と考えているので、そんなスイングイメージにもマッチしている気がします。

いよいよ今年で37歳。40歳を見越して、ドライバーのシャフトをS75からS65に軽量化しました。軽量化したことで若干先端の挙動を強く感じるようになったので、先端を0.75インチカットしてフィーリングを調整しています。やや右にすっぽ抜ける傾向が強まったので、近々になにかしらの対策を講じます。

アイアンのこだわりポイント

エースシャフトは『N.S.PRO MODUS3 TOUR130(S)』。父親のお下がりのカーボンシャフトでゴルフを始めたからか、どちらかというとスチールシャフトならではの「粘り」のあるフィーリングよりは、「弾く」フィーリングで、なおかつ重く感じないシャフトが好み。

現在エースシャフトは一旦お休み。開発中製品のテストを兼ねて、最近アイアンのシャフトをリシャフトしました。今まで使用していたシャフトよりも10g程度軽く、非常に振りやすいです。
(※このシャフトの販売予定はありません)

アイアンの飛距離不足に悩み、ストロングロフトのアイアンも試したことはあるのですが、見た目の問題で好きになれず、セミキャビティアイアンを使用しています。最近はバックフェースをアイアンの「顔」という風潮もありますが、バックフェースは「後姿」。

構えたときの見た目(顔)が美しいのはもちろん、「後姿」もキレイなアイアンに魅かれてしまいます。お化粧も厚化粧よりは薄化粧が好み。バックフェースに2色以上色の入ったアイアンはそれだけでNG。よほど気に入ったモデルのアイアンであれば、ロゴペイントは全て黒に塗りなおします。

ロフトピッチと長さにもこだわりがあって、4番~6番までは3度ピッチ、7番~9番までが4度ピッチ、そこからウェッジまで4.5度、5度、6度で刻むのが私流。長さは5番アイアン=37.875インチで10年以上変えていません。

「顔」のこだわりは、ここでは言い表せないほど細かくこだわりがあります。強いて言えば、コンパクトで、でもトップブレードは厚めが好み。

ウェッジのこだわりポイント

クラブそのものがこだわりの塊。自分好みの形状に削ってもらい、もうかれこれ5年使用し続けています。出来る限りグリップも変えたくない。溝があるのかないのかも分からない感じになってしまっていますが、まさに自分の「手」になっています。これしか使えない。でも最近、さすがに飛んだり飛ばなかったりという現象が起きてきてしまっているのを心配して、とあるメーカーの方が「使ってみなよ」と、試打用を送ってくださったんです。試してみて、ついにウェッジを変える日がくるのか!?と期待半分、寂しさ半分です。

50・54・58、50・56などあらゆるロフトパターンも試していますが、51.5°と57.5°が妙に落ち着きます。単に、使い込みすぎてロフトが立ってきてしまっているだけです。

ウェッジ(特にSW/58°)は、アイアンとは全く別物。この1本だけはどのアイアンシャフトであろうが、シャフトは『N.S.PRO MODUS3 SYSTEM3 TOUR125(X)』です。フィーリングを揃えるという意味では、ウェッジは振り幅が小さくなる分、アイアンよりもやや柔らかめのセッティングがおススメです。が、私がウェッジに求めるのは、手元とヘッドが同調して動くこと。しなるとタイミングがずれてしまうのも嫌なので、出来るだけ硬いシャフトを選んでいます。

解説

自分のセッティングを自分で解説するのもおかしな話ですが・・・。

人間のクセが強い割に、比較的誰にでも使えそうなセッティング。UT・アイアンには比較的クセのないタイプをチョイスしています。『『N.S.PRO Regio Formula M』とのマッチングは『N.S.PRO MODUS3 TOUR130』がおススメですが、1/3W~5W~UT~アイアンと、徐々に重量を重くし、さらにシャフト挙動もおとなしい(全体しなりの傾向)ものにすることで、クラブそのものの役割分担を明確化しています。

『ウッドシャフトをチップカット(先端カット)して動きをおとなしくしている』とありますが、シャフト特性によっては逆効果になることもあります。

例えば先端剛性の高い『N.S.PRO Regio Formula B』の場合は、一番おいしい部分(硬く仕上げた先端部)を切り落とすのは自殺行為。振動数など、スペック上の数字合わせに捉われず、シャフト特性をきちんと理解した上で独自の味付けを行いましょう。また、ドライバーに対して3Wの先端カット量が少なめになっています。ヘッド重量やシャフト重量差によるシャフト硬さの違いや挿入長を考慮した選択ですが、先端カット量を少なくすることでボールを拾いやすくする(上がりやすくする)イメージを出しています。数字だけでは表せないフィーリングのアジャストにも、使い方を間違えさえしなければ活躍するチップカット。専門家にしっかりご相談の上で、活用してみてください。

(※くれぐれも、メーカーが指定する許容量を超える先端カットは行わないようにして下さい)




日本シャフトHP:http://nipponshaft.co.jp/