日本シャフト社員のこだわりクラブセッティング②

ゴルフ(シャフト)の専門家である以前に、単なるゴルフ大好き人間が真剣に選びぬいた14本のパートナーたち。

競技出場を重ねるアスリートゴルファーから、エンジョイゴルファーの頂点を目指す“自称”アスリートゴルファーまで、豊富なキャラクターがプロゴルファーとは違った視点で選んだクラブセッティングは、皆さんの参考になるかもしれません!

カリー・ウェブのクラブセッティング等も参考にしながら、是非皆さんの「愛すべき14本」を見つけてください。

第2弾は、昨年入社したばかりの期待の大型ルーキーの登場です。「ゴルフ好き度」では日本シャフト1・2を争うのではないか?というほどのマニアックな人間が選び抜いたセッティングは、どのような仕上がりになっているのでしょうか!辛口チェックをしていきましょう。

プロフィール
K.S.
現在修行中、間もなく営業担当として羽ばたく模様。
大手家電量販店、シミュレーションゴルフ施設での経験を経て、2017年に日本シャフト入社。
頭よりも口や身体が先に反応するタイプの、ザ・体育会系のムードメーカー。ムードメイクに執心するあまりにお酒の席での失敗は数知れず。「宵越のお金は残しても、記憶は捨てて帰ります。」というタイプ。
「どうしてもギアの世界に携わりたい」との入社意欲を体現するかの様に、日々クラブセッティング、シャフトの研究に余念がない。ゴルフ環境を更に整える為、この連休中に中古車を購入したようでさるが、真の目的がゴルフのためであるかどうかは、謎のまま・・・。
明るさと積極性が売りの彼を、どうか暖かく見守ってあげてください。


シャフトセッティング

1W = N.S.PRO Regio Formula MB X75
3W = N.S.PRO Regio Formula B X75
5W = N.S.PRO GT800FW X
4I = N.S.PRO MODUS3 TOUR105(X)
5~PW = N.S.PRO MODUS³ TOUR125(X)
ウェッジ(50・54・58) = N.S.PRO MODUS³ WEDGE 115

クラブセッティングのこだわりポイント

ゴルフクラブは、私にとっては一日を共に過ごす恋人同然の存在です。
朝起きてから家に帰るまで、ロマンを抱えて楽しく過ごしたい。するとどうしても、女性の好みと似てきてしまうのが若さの証拠でしょうか・・・。(筆者注:とはいえ30歳過ぎていますが)

ヘッドはルックスや外面、シャフトは内面になぞらえて理想のクラブ=恋人選びをする。これが私のポリシー。

理想は、「スレンダーで顔が綺麗。性格は少々キツイが根は優しい」。

ヘッドは、見た目はシビアで、そう簡単にはデレてくれないようなハードルの高さが愛おしいですねえ(照)。シャフトも重要。人間、ルックスも大切ですが、長く一緒にいられるかどうかは中身にかかっています。ゴルフクラブも、肝心なときに寄り添ってくれるのは素直で優しいタイプ!!なるべく素直に言うことを聞いてくれるシャフト特性をチョイスすることが多いです。

見た目にもスペック的にも、第一印象はシビアが好み。アイアンヘッドはコンパクトで芯の狭いマッスルバック、シャフトスペックはドライバーもアイアンも「重くて硬い」ものをチョイス。それでもスコアがギリギリ出せるレベルには仕上げていますので、極端なハイレベルスペックでないところがミソです。

人から見たら、第一印象で「うわ、難しそう。マニアックだなぁ。」となるか「あぁ、わかってる人。話しが合うかも。」となるかもしれません。

私にとってゴルフはロマンそのもの。
一日、気持ちよくロマンを追い求められる。そんなクラブセッティングにしています。新人とはいえもうアラサーです・・・連戦を想定したセッティングでもありません。とにかくその一日、一打にロマンをかけたい!そんな私のクラブセッティングです!!

ドライバーのこだわりポイント

アイアンを軸にシャフトセッティングを考えています。
ドライバーには、アイアンと同じ様にしなるN.S.PRO Regio Formula MBを採用しています。
ホールリズムをドライバーショットで作るタイプのゴルファーなので、シャフト特性は合わせておいた方が振り感を気にしたり振り方を変えたりせず、コース攻略だけに集中できるようにと思って使っています。
長さは45.0インチでバランスはD2.5。シャフト先端を0.5インチカットして動きを少なくしているのがポイントです。

アイアンのこだわりポイント

ヘッドはコンパクトでシビアなマッスルバックが好み。今も中古ショップをめぐっては、「歴代の名器」と言われるアイアンセットを見つけるとつい衝動買いを繰り返しています。
アイアンでも割とマン振り(力一杯振るフルスイング)に近い振り感なので、変にリストワークが入ってしまわないように、グリップ右手の握るあたりが比較的太めのN.S.PRO MODUS3 SYSTEM3 TOUR125(X)を採用しています。グリップが太いとヘッドを返し辛くなるので、ミスの方向が一方向になります。また、グリップが太い分、打ち込んだ時に右手で押し出せる量が増えた気がします。
4Iだけは高さを出せないのと、同じSYSTEM3 TOUR125だときつく感じるので、N.S.PRO MODUS3 TOUR105(X)に変更しています。振り感を7Iと同じになるように総重量とバランスを調整しているのがこだわりポイントです。ちなみになぜ7Iかというと、コースに出た際ロングの2打目なら4I、ミドルなら7Iの使用率が高かった為です。同じ振り感なら4Iを選択しても気負わなくて済むと思ったのが理由です。

ウェッジのこだわりポイント

「ウェッジはゴルフの中で一番クリエイティブなショットが打てる」と以前カリー・ウェブプロに言われ、自分なりに自分の理想とイメージを体現できるクラブを探していたところ、とある地クラブを頂きました。打感やフェースから伝わる情報が非常にクリアなそれは、すぐさまエースになりました。
それから、今まで打てなかった、打出しが低くても止まる球を打ちたくてシャフトはWEDGE115にしました。重量的には少しアイアンより軽いのですが、その分操作性が上がり自身の手の様に扱えるのが気に入っています。また、スピン量と高さが通常のアイアン用シャフトよりも出やすいのが自分のイメージを具現化するのにあたり重要なポイントになっています。肝心の低くて止まる球も115だけ少し高い位置にある重心のおかげで可能になりました。
PWは48度でここまではフルショットする為アイアン用を。50・54・58度はフルショットしないのでウェッジ専用シャフトを採用し、56度を54度まで立てて使っているのが私のこだわりです。

解説

クラブセッティングのこだわりポイントについてはもう、ノーコメント(笑)。要は、ティーショットを気持ち良く振りぬいて飛ばし、その流れでアイアンもフルショットをしていきたいタイプのセッティングです。ドライバーは直進性の高い特性のヘッド、アイアンはライに左右されづらいコンパクトなマッスルバックをチョイスしているところに、「ロマン」に隠された合理性を感じます。必要以上の操作性よりも、直進性を求める傾向のUSPGAツアーにも相通ずるヘッドチョイスを感じます。
肝心のシャフトセッティングですが、FWのシャフト選びにこそこだわりを感じます。3Wには敢えて、ドライバーと異なるモデルのN.S.PRO Regio Formula Bを採用しています。シャフト先端が硬めで、中間部にしなりを持たせたシャフト特性は、実はFWにも有効です。ティアップしていない状況で使用する頻度の高いFWは、シャフト先端のしっかり感で当たり負けを防ぐことが出来、シャフト中間部のしなりでボールを拾いやすく(打出し角を確保しやすく)する効果が期待できます。比較的低スピン性能のヘッドを使用しているので、ヘッド特性とのバランスで、N.S.PRO Regio Formula Bを採用しているのでしょう。5WにチョイスしたN.S.PRO GT800FW。隠れたロングセラーモデルです。シャフト形状どおりにしなる素直なシャフト特性で、粘りと弾きのバランスに優れたモデルです。ウェッジ3本体制で、5Wの下が4番アイアンというセッティングになっており、ウッドとしての性能だけでなくアイアンに近い操作性能を求めた結果のチョイスだと思います。5W以下のFWやUTのシャフト選びは非常に難しいですが、ヘッド特性や求める機能性(飛距離性能と操作性能のバランス)を良く考慮した上でご選択頂くのが良いと思います。

引き続き次号からは、トップアマチュアのセッティング。トップ“エンジョイ”ゴルファーを目指すセッティング。などなど、個性あふれるクラブセッティングをご紹介いたします。

お楽しみに!




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