N.S.PRO Regio Formulaシリーズ第4弾『N.S.PRO Regio Formula B』誕生までの道のり

決して数値で表すことのできないモノ。

「フィーリング」。

例えば「1g」の違い。

一円玉一枚の差が、およそ1gと言われています。

これをクラブヘッドに貼り付けてスイングをして、その重さの違いに気づく人はそうはいないでしょう。

ある男子プロは、握っただけでその違いに気づいたという逸話もあります。

またある男子プロは、アイアンセットの中で下巻きテープ(ゴルフグリップは、一般的に両面テープを用いて装着されています)が新品になっただけでその違いに気づいたとか。

同じ種類の下巻きテープでです。

鋭い人っているものですね。

アマチュアには分からないレベル。

果たしてそうでしょうか?

1gの鉛をヘッドのいろんな箇所に張り替えて打ってみると、意外や意外、振りやすさに変化を感じたり、球筋にわずかな変化が生じたりします。

人間のフィーリングって、バカに出来るものではありません。

初代N.S.PRO Regio formulaは、N.S.PRO MODUS3 TOUR120のシャフト特性をベースにして設計・開発したウッド用カーボンシャフトでした。

シャフト特性をシンクロさせ、充分にフィーリングテストを繰り返して開発し、非常に高評価を頂いたモデルです。

でも、時が経つとクラブヘッドのトレンドが変化する。

すると、「ちょっと違う」という声の変化が起きてくる。

数値で表すことのできない、この「ちょっと違う」を「うん、ピッタリだね」に近づけることが求められました。

初代の良さを殺さず、よりN.S.PRO MODUS3 TOUR120のフィーリングに近づける。
さらに、変化したクラブヘッドの特性に追従する。

そんな進化が求められた『N.S.PRO Regio Formula B』の開発。

幾つもの黒塗り試作品を、N.S.PRO MODUS3 TOUR120と合わせて試打。

例えば長尺で組上げた場合に生じる振り遅れ感。

アイアンと比較した場合に感じる、僅かな打ち応えの物足りなさ。

僅かに手元をしっかりさせ、T1100Gや90tシートなど新たな素材をドッキング。

こうして、『N.S.PRO MODUS3 TOUR120』により近づき、なおかつ飛距離性能を向上させたニューシャフトが完成しました。

それが、『N.S.PRO Regio Formula B』です。

アイアンに『N.S.PRO MODUS3 TOUR120』をお使いの方。
シャフトでタメを作って、しなり戻りで飛距離を稼ぎたい方。
打点が安定せず、飛距離や方向性のバラつきにお悩みの方。
そんな方に使って頂きたいシャフトです。

ここまで、4回にわたって日本シャフトが飛びを追求して開発したカーボンシャフト『N.S.PRO Regio Formula』シリーズを特集してきました。

皆様是非一度、お試し下さい。

日本シャフトHP:https://nipponshaft.co.jp/

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