ゴルフ(シャフト)の専門家である以前に、単なるゴルフ大好き人間が真剣に選びぬいた14本のパートナーたち。
競技出場を重ねるアスリートゴルファーから、エンジョイゴルファーの頂点を目指す“自称”アスリートゴルファーまで、豊富なキャラクターがプロゴルファーとは違った視点で選んだクラブセッティングは、皆さんの参考になるかもしれません!
カリー・ウェブのクラブセッティング等も参考にしながら、是非皆さんの「愛すべき14本」を見つけてください。
第1弾は、営業担当の登場です。試打会スペシャリストでもある彼のセッティング。
さぞかし試打会を有効活用していることと思います。
プロフィール
T.H.
営業・男子ツアー/女子ツアーオペレーション・試打会担当
某ゴルフ量販店、大手コンビニチェーン地区統括を経て、2015年入社。主に日本シャフト販売代理店、クラブメーカーの営業担当を行う。培ったキャリアから、ユーザーやユーザーに近い立場(販売店様)に寄り添うのがめっぽう得意な九州男子。だけどお酒はからっきし・・・。恰幅が良く、ヘッドスピードとパワーは日本シャフト1・2を争うヒッタータイプ。「宵越の金は持たない」がモットーだそう。本格的にギアに触れたのは入社後であったにも関わらず、持ち前の研究熱心さから、先輩社員に従事してクラブチューニングを勉強。およそ3年の間に得た経験を活かし、日本シャフトで最も一般ユーザー様と触れる機会を設けられる試打会の運営責任者を担当。開催会場、日時のクレームは、彼にどうぞ。
シャフトセッティング
1W = N.S.PRO Regio Formula MB X75
3W = N.S.PRO Regio Formula MB X75(Tip-0.5Cut)
5W = N.S.PRO Regio Formula MB X75(Tip-1.0Cut)
3UT = N.S.PRO MODUS3 TOUR105(X)ソフトステップ(1番手ズラシ)
4UT = N.S.PRO MODUS3 TOUR105(X)ソフトステップ(1番手ズラシ)
アイアン = N.S.PRO MODUS³ SYSTEM3 TOUR125(X)ソフトステップ(1番手ズラシ)
ウェッジ = N.S.PRO MODUS³ WEDGE125(52°)
ウェッジ = N.S.PRO PROTOTYPE(X)
クラブセッティングのこだわりポイント
腕前は下級だが、セッティングの見た目だけは上級者っぽくが、私の拘り(笑)
グリップは、ラバータイプ・バックライン無しでないとダメ。コード入りは、受け付けない。
ウェッジに関しては、ノーメッキタイプが好み。バッグに入っているだけで上級者っぽく見えますし…(笑)とにかく「上手く見える」これが私のセッティングのポイントです。
ドライバーのこだわりポイント
ドライバーが苦手な事もあり44.75inch・バランスD2で仕上げています。
460ccヘッドが流行していますが、420cc~450cc位が好みです。(シャローよりディープ派)
シャフトに関しては、癖の無いタイプが好みである事から、N.S.PRO Regio Formula MBを装着。
下手な割にパワーはある方なので、「重硬」をチョイス!!
アイアンのこだわりポイント
入社してからMODUS3を全種類試打した結果、SYSTEM3 TOUR125が自分には一番合っていると感じ、以来SYSTEM3 TOUR125を使用し続けています。
レングスは、標準。5アイアンで38.0inch仕上げです。
こだわっている箇所はクラブバランスをフローさせている所です。
5番~7番:D2 8番~9番:D2.5 PW~AW:D3
ショートアイアンこそ、ヘッドの効きを感じて打ちたいタイプなのでこの組立方です。
また、ソフトステップで組み立てているのは、Sだと柔らかく、Xだと少し硬く感じる為です。
ウェッジのこだわりポイント
一番得意とするクラブです。基本開いて使用する事が多いので58°を1°寝かせて59°に調整しています。冒頭でも触れましたが、ウェッジはノーメッキタイプが好みです。
こちらのバランスはD5、ほとんどの方が重い!!と言いますが、私には、丁度良く感じます。
今使用しているヘッドは、かれこれ3年使用しています。
そろそろ替え時と思い、色々なウェッジを試していますがしっくりくる物に出会えません。
良いヘッドに出あいたいと思う、このごろです……
解説
シャフトのプロでありながら、「上手く見えれば良い」なんて不純な動機で選ばれたクラブセッティングですが、シャフトのしなり特性を揃えつつ、シャフト重量とスイングウェイトをフローさせている点は意外にも実践向きのセッティングです。N.S.PRO Regio Formula MB、N.S.PRO MODUS3 SYSTEM3 TOUR125共にオーソドックスなしなり特性の為、パワーが余りがちなヒッタータイプのゴルファーに起きがちなタイミングのずれに強いセッティングです。ボールが暴れてしまうパワーヒッターの方は一度参考にしてみて下さい。
次号をお楽しみに!!
日本シャフトHP:https://nipponshaft.co.jp/