皆さんは、日本シャフトが「飛び」を追求して開発したカーボンシャフト『N.S.PRO Regio Formula』シリーズをお試し頂いたことはありますか?
『N.S.PRO MODUS3』シリーズとのマッチングに優れたウッド用カーボンシャフト。
今日はそんな、『N.S.PRO Regio Formula』のお話をしたいと思います。
『そんなに飛ぶならさぁ、ウッドで同じ(剛性分布のシャフト)もの作っても飛ぶってことなんじゃないの?』
『N.S.PRO Regio Formula』シリーズは、実は『N.S.PRO MODUS3 TOUR120』の、ツアーでのフィードバックを基にして生まれたウッド用カーボンシャフトなんです。
ドライバーとアイアン、共に同じフィーリングで振れること。
『N.S.PRO Regio Formula』シリーズは、その課題を解決する理想のゴルフシャフトを目指しました。
・・・・・という、通り一遍の説明は、日本シャフト2018年版製品カタログをご一読下さい(笑)
日本シャフトは、実はもう30年以上カーボンシャフトを作り続けています。
スチールシャフトとカーボンシャフト。
その両方を製造・販売する国内唯一のシャフトメーカーなんです。
でも皆さんのイメージは?
「軽量スチールのメーカー」
「950(キューゴーマル)のメーカー」
「スチールシャフトメーカー」
・・・どれも違います(涙)努力不足ですね。
冒頭の、半ばヤケクソにも近いこの閃きが、「最近(・・・泣)カーボンシャフトも頑張っているシャフトメーカー」として認めて頂けるようになったきっかけでした。
『N.S.PRO MODUS3 TOUR120』のツアー投入直後から、「今までのアイアンシャフトよりも楽に飛距離が出せる」という声が相次ぎました。
飛距離性能を狙って開発したわけではない、ツアー向けのアイアンシャフトで飛距離が出せるというのなら、これをウッドにも応用すればものすごく飛距離の出せるウッド用シャフトが出来るのではないか。
これが開発のキッカケでした。
シャフト先端部の剛性を強め(硬くして)、シャフト中間部の剛性は緩める(しっかりとしなりを持たせる)。
このシャフト特性は、ウッド用カーボンシャフトにも十分に通用するものでした。
しっかりと硬いシャフト先端部が無駄なスピンのかかり過ぎやオフセンターヒット時のエネルギーロスを防ぐ反面で、しなやかに大きくしなるシャフト中間部はタイミングを取りやすく、なおかつ中〜高弾道の適正弾道を実現してくれる。
「飛んで曲がらない。」理想的な弾道が叶いました。
ただし、シャフトがしなるということは、それをしっかりとしなり戻してあげないと、飛距離増は望めません。タイミングのずれも生じます。
それを解消する為に、復元力に優れた素材である「高弾性シート」をシャフトのフルレングスに採用しました。
テークバックから切り返しまではしっかりとしなる。
タメをつくり、間を持って切り返したシャフトは、高初速を生み出す為にスムーズかつスピーディーにしなり戻る。
そんなイメージを持たせています。
更に、打感を良くするためにシャフト先端部にはCSR(コアシェルラバー)を採用。
打感を良くすると同時に、インパクトで「押せる」感覚を演出。
しっかりと食いついて飛ばしていけるイメージです。
ユニークなシャフト特性と、そのポテンシャルを余すところなく引き出すことの出来る素材とのマッチング。
こうして『N.S.PRO Regio Formula』第一弾は生まれました。
第二弾は、『N.S.PRO MODUS3 TOUR130』にマッチする『N.S.PRO Regio Formula M』。
第三弾は、『N.S.PRO MODUS3 TOUR105/SYSTEM3 TOUR125』にマッチする『N.S.PRO Regio Formula MB』。
そして、第四弾は初代『N.S.PRO Regio Formula』の改良版、『N.S.PRO Regio Formula B』。
引き続きそれぞれの誕生秘話をご紹介していきます。お楽しみに!
日本シャフトHP:https://nipponshaft.co.jp/