商品企画・広報担当者のイギリス出張記(後編)

今年はおよそ17万人の来場者数を記録した全英オープン。

練習ラウンドは、人も少なく比較的容易に、間近でじっくりとトッププロのプレーを見ることが出来ます。

ギャラリースタンドにはイギリスでお馴染みの「フィッシュアンドチップス」の売店もあり、軽い飲み口のスコテッィシュエールと共に食事を楽しみながら巨大モニターで観戦、ということも出来ます。

そして来るは1999年「カーヌスティの悲劇」であまりにも有名な、18番ホール。

トッププロレベルであればもちろん、私たちアマチュアレベルでも普段のラウンドという精神状態であればさほど気になるレベルのレイアウトではありません。ちなみに一般営業の時にはこの18番ホールはパー5でプレーするそう。無理に2オンを狙おうとしなければ、全く問題ありません。
どちらかというと、手前の小川(バリーバーン)よりもグリーンが小さくタイトに見えることの方が気になるハザードのレイアウトです。

しかしながら、なにが起きるのかわからないのがゴルフというゲーム。
ましてや全英オープンという大会であればなおさら。

めまぐるしく変化する気象条件に、硬く締まったフェアウェイ。長く伸びたラフ・・・。数え切れない試練を戦い、4日目についに迎える最終ホール。

どんなことが起きても不思議ではないでしょう。

ティーショットでドライバーを手にした選手は、硬い地面の影響を受けて通常以上にランが出て、ギャラリーパスにまで届く選手も少なくありませんでした。

ただでさえ硬く締まったフェアウェイを、幾人ものギャラリーに踏み固められる。
すると、まるでコンクリートの様に地面が締まってきます。

バウンスが跳ねてしまってトップのミス、というシーンもいくつもありました。

そんな舞台を目の当たりに出来たことは、長いゴルフ人生、サラリーマン人生の中でも非常に貴重な経験になりました。

さてさて、全英オープンのお話はこれでお終い。

その後いくつか取引先を訪問し、イギリスのゴルフ事情に触れた一週間でした。

初めてイギリスの地を踏んで抱いた筆者。
毎日携帯電話のバッテリーが危うくなりそうなほど写真を撮る、撮る、撮りまくる。

後半は出張なんだか、観光旅行なんだか・・・。

まずは食事・・・
現地に行けば現地の食べ物に舌鼓を打つ。これも国内外問わずどこかに行った時の楽しみの一つでもあります。
これがあるとないとでは、「出張」であっても記憶に残る色の濃さが変わってきます。

だから痩せないのかなぁ・・・。

皆さんご存知のことだとは思いますが、イギリス発祥の食べ物って「フィッシュ&チップス」しかないんだそうです。

でも、インド料理が国民食とも言われていたり、美味しいイタリアンレストランがいくつもあったりと、その歴史から、「イギリスは食べ物がまずい」とかいうことは今はない様な気がしました。

ちなみに筆者は一週間の滞在期間中、3回「フィッシュ&チップス」を食べました。
充分満足です。毎日でも食べたいくらい。

『美味しいなぁ』と食べ進めていたインド料理、カレーにまで苦手なパクチーが山盛り入っていた時には一瞬ですが、日本の食事が恋しくてたまらなくなりました。


次に街の景色・・・
帰国前夜はヒースローに戻り、夕食前のひと時でロンドンの街並みに触れてきました。
夕食前のわずかな時間でしたので、バッキンガム宮殿やいくつか博物館などを外から眺めただけでしたが、とても満足出来ました。
筆者が愛してやまないシャーロックホームズ博物館も夕食場所の近くにあったんです!

ロンドンだけでなくイギリスは全体的に、歴史的な建造物が多かったです。シェイクスピアの生家にも立ち寄りました。(インターネットには「地味」と書いてありましたが、筆者の自宅よりも大きかったなぁ・・・)
もちろん新しい建物もありますが、最近立てられた建物、建設中の建物も、歴史や周りの雰囲気を崩さない配慮か、「歴史的に見える」外観にしていたことが印象的でした。

例えばマーケティングに対する考え方。

どちらかというとキャッチーなトピックスで派手に幅広く、今まで知られていなかった層にまでブランドを広げていこうとするアメリカ式。

企業スローガンやブランドコンセプトを大切にし、そのブランドの顧客層の心の根に深く入っていく、大事にブランドを育てていこうとするヨーロッパ式。

どちらが良いというのはありませんが、このあたりの考え方の違いが「街の風景」にも表れているのかな、と感じました。

さて、日本シャフトはどちらのマーケティングコンセプトでしょう?

比較的後者に寄っていることが多いのではないかと思います。

誰が作ったのか、誰が使っているのか、というよりも、何を作ったのか、誰に対して作ったのかを強く意識しています。

「ものづくり」大国の日本で産まれた日本シャフト。

『日本シャフト』そのものや、私たちが生み出したシャフトやブランドを、トコトン愛しています。

日本シャフトが作った『N.S.PRO MODUS3』や『N.S.PRO Zelos』、その他メイドインジャパンのシャフトたち。

かの、イギリスの地でもしっかりと地に足をつけ、頑張ってくれていました。

引き続き、世界中のゴルファーに愛して頂ける製品をお届けしたい、そんな想いを胸に、イギリスの地を離れました。


余談ですが、帰路は遅延することなく無事に日本にたどり着きました。

さてさて、次回からはまた、シャフトの話やその他読者の皆さまのゴルフに役立つトピックスなどをお届けして参ります。

お楽しみに!! ⛳




日本シャフトHP:https://nipponshaft.co.jp/